2015年9月29日火曜日

平成27年度第2回特別養護老人ホーム生活相談員学習会

9月28日(月)PM 2:00より、
大阪市立社会福祉センター第1会議室にて、
第2回生活相談員学習会を開催いたしました。第1回目に引き続き、株式会社メディピタの桑原 誠一氏を講師としてお迎えし、『家族への対応』と題してご講義いただきました。

はじめに、桑原先生が中国や韓国に介護施設の視察に行かれた体験をお話下さいました。海外と日本の違いなど興味深いお話でした。




前半の講義では、時代の流れとともに「家族」という概念が変化しているということや、社会背景を踏まえた家族機能の現状について説明してくださいました。また、それに伴って、家族内の介護のあり方や考え方が変わりつつあることなどもご講義いただきました。

後半ではグループワークを行いました。事例を基に、家族への説明、対応に関する課題が出されました。最初は付箋に個人の意見を記入します。模造紙にそれらを張り出し、各グループで検討し、最後にリーダーがグループでまとめた意見を発表しました。

今回は2回目の学習会ということで参加者の皆さん同士が打ち解けられており、チームワークも良く、グループワークでもたくさんの意見が出ていました。

<参加者の声>
「昔と今の比較がとてもわかりやすく、時代の流れについていかなければいけないと思いました。」「今の時代に介護力が欠けていると感じた。施設入居も社会資源の一つとして頑張らないとと思った。」

次回は各班での施設見学となります。有意義な施設見学になりますように、みなさまのご協力をお願い申し上げます。市老連 v(^-^)v

日時:平成27年9月28日(月)午後2時から4時
場所:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講師:株式会社 メディピタ 桑原 誠一氏    

参加者:14名

災害時相互応援協定 第3回東淀川区実働訓練開催

 平成27年9月25日(金)特別養護老人ホーム ジュネスにて、災害時相互応援協定 東淀川区『実働訓練』を開催いたしました。

7月に行われた『図上訓練』の想定を基に、今回はジュネスを会場としてお借りし、実際に動く訓練を行いました。最初に講師の㈱イオタ 村上氏より訓練の進め方についての説明がありました。

前日からの大雨により、区内で多数の床下浸水が発生し、各所で道路が冠水、交通が規制された状況の下、区内にある特別養護老人ホームとデイサービスの1階が床上20cmまで、浸水、エレベータ―が停止しており、その施設から応援要請をうけたという想定で訓練が開始されました。

まず、グループ長がグループ対策本部を設置し、そこで被災施設からの受け入れ人数や送迎車の振り分けその他必要と考えられる支援物資について話し合われました。
「水が引いた後の清掃や消毒の用具が欲しい。」「電気発動機が必要。」などの意見が出ていました。



次に被災した利用者の受け入れを想定し、プライバシーを考えながらベットを実際に配置してみました。また被災者役になった方々を迎え、受け入れ側と送り出し側の申し送りや、接待を行いました。
「家族への連絡は誰がするのか?」「服薬の情報が欲しい。」といった声が出ていました。

終了後、参加者の皆さんで今回の訓練の振り返りを行いました。「今後も継続した訓練が必要である。」「日頃から受け入れ施設になる場合も考え、ベッドをどこに配置するか、支援物資の点検は出来ているかなどを考えていかなければならない。」などを発表してくださいました。

最後に村上講師からポリタンクを使って出来る簡易なボート(筏)の作り方を教えていただきました。施設にある長机やロープ、ビニールシートを使用し参加者の皆さんと作ってみました。約5分ほどで出来上がり、大人であれば2名、その他物品なども運べるそうです。

今回の実働訓練は、先日茨城県で起きた大規模水害の後ということもあり、皆さんが熱心に訓練を行っていただき、水害に対する意識の高さを感じました。
    
ジュネスの政田施設長にはグループ対策本部のグループ長を引き受けてくださり、事前の打ち合わせにも参加して頂きました。本当にありがとうございました。
会場の準備をしていただいたジュネスの皆様に感謝申し上げます。
また、たくさんの行政担当者の皆様もご参加くださいました。ありがとうございました。
市老連 v(^-^)v


場所:特別養護老人ホーム ジュネス
日時:平成27年9月25日(金) PM2:00~PM5:00
講師:株式会社 イオタ 村上 博氏
参加者:21名

2015年9月25日金曜日

施設長会・施設長研修会開催

平成27918日(金)施設長会・施設長研修会が開催されました。











  まずはじめに大阪市福祉局 河合課長より介護ポイント事業・地域包括ケアシステムの説明がありました。 介護ポイント事業の事業参加者の高齢者を受け入れていただく介護保険施設・事業所の募集依頼等については、大阪市社会福祉協議会のホームページに掲載されておりますのでご覧下さい。
続いて大阪府社会福祉協議会 梅木氏から「大阪しあわせネットワーク」社会貢献事業についてのお話がありました。

後藤代表理事の挨拶のあと、平成28年度 制度・政策及び予算要望について大阪市からの回答に基づいて、新田理事から報告と説明をしていただきました。内容等詳細につきましては市老連のホームページ「お知らせ欄に内容を掲載しておりますのでご参照ください。










施設長研修会では、「LGBTについて」虹色ダイバーシティー 小林 和香氏にご登壇いただきました。LGBTとはL=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスジェンダーの頭文字から名づけられています。講義では具体例をあげて実態調査の報告や社会や組織の中におかれている現状、またいきいきと働くことができる職場づくりができるように提案をされていました。


日時:平成27918日(金) 午後2時~4
場所:大阪市立社会福祉センター 3F 第1会議室
講師:特定非営利法人 虹色ダイバーシティー 小林 和香氏

2015年9月18日金曜日

デイサービス連絡協議会 施設見学

平成27年9月17日(木)デイサービス連絡協議会でcoconara巽へ施設見学に行きました。

coconara巽は生野区にあり、クリニック、通所リハビリテーション、ショートステイを兼ね備えた総合リハビリテーション施設です。

貞森副館長にご案内いただき、各フロアーを見学しました。
3階のショートステイのお部屋ではホテル仕様のベッドが設置され、お食事は元料亭の料理長が作られたものが提供され、食器はcoconara巽専用に焼かれた陶器を使用されているそうです。

2階のリハビリテーションのフロアーでは白を基調とした明るく、清潔な雰囲気の中で、ご利用者さんがリハビリやトレーニングをされておられました。
全館においてこだわりが感じられる施設でした。
後半では、社会福祉法人 基弘会の川西本部長より、法人としての取り組みや施設の概要を詳しく説明して頂きました。
利用者の世代が変わっていく事、利用者ご自身が選択できる時代である事を考えた取り組みであることを
お話下さいました。
ますます競争が予想されるデイサービスにおいて、今後のあり方を考える上で皆さんの学びになったのではないでしょうか?


《参加者の声》
「リハビリ面での取り組みも多く全てが参考にしたいと思いました。」「見た目、清潔な雰囲気は真似したいです。」

見学前にはウエルカムドリンクをいただき、見学後には冷たいお茶を出してくださいました。coconara巽のスタッフの皆さんの素晴らしいおもてなしに感謝申し上げます。市老連 v(^-^)v

場所:coconara巽
日時:平成27年9月17日(木) PM2:00~PM4:00
参加者:16名




イチョウ通信の取材に行ってきました。



平成27年9月16日(水)生江特別養護老人ホーム 白寿荘へイチョウ通信の取材に行ってきました。

会議室が居酒屋へと模様替えされ、スッタフもおそろいの前掛けをかけて、居酒屋が開店します。夕方5時ごろになると、利用者のみなさんが続々と来店されました。

たくさんのおつまみがテーブルいっぱいに並び、早速ビールがつがれます。すぐそばで調理された揚げたての天ぷらや回転ずし機にのった手巻き寿司が次々と運ばれます。みなさん、美味しいおつまみと共にビールも進んでおられるようでした。ビールだけでなく、日本酒を召し上がっていらっしゃる方も・・・。


事務局も皆さんと一緒に試食させていただきました。ごちそうさまでした。

久しぶりに居酒屋を開催されたということで、皆さん楽しみにしておられたそうです。利用者さんと一緒に、スタッフの皆さんも楽しんでおられる姿が印象的でした。

白寿荘では管理栄養士の小畠さんを中心に介護職員さんと協力して様々な行事食にも力を入れておられるそうです。


お忙しい中、取材にお邪魔させていただき、楽しい時間を過ごさせていただきました。白寿荘の皆様、本当にありがとうございました。
市老連 v(^-^)v

GH,小規模多機能委員会施設見学に行ってきました。



平成27年9月16日(水)当日のお天気は曇りで過ごしやすい気候のもと、朝早く滋賀県に向けて出発しました。車窓から滋賀県北部の琵琶湖が眺められ、山あいの町へと向かいました。

1つ目の訪問先は浅井長政ゆかりの小谷城跡の近くにある「社会福祉法人まんてん小谷」でした。のどかな田舎の風景の中で施設の外観は和風の落ち着いたたずまいで、後ろが雑木林で自家製野菜を作られてる畑があり、時々サルやいのししがくるそうです。

GH、小規模、認知デイ、居宅支援事業所の内部は和風の雰囲気で参加者からも「落ち着くね。」と言う声が上がっていました。利用者さんが自分の家に居るようなのんびりゆったりできる空間づくりをされていました。お風呂の床に防水の畳が敷かれていて、足元が気持ちよく、利用者さんが転倒の際の怪我の防止につながるという事でした。
2つ目の訪問先は、「社会福祉法人 まんてん塩津」で、施設全体が京都の町屋をイメージした和風の落着いた趣きがありました。こちらはGH、特養で、内部はやはり利用者さんが部屋を出てのんびりくつろげる空間づくりをされていました。
冬は雪が積り寒いので全施設に床暖房が入っていて、利用者さんが裸足で快適に過ごせるようにという事です。


「社会福祉法人 まんてん小谷」と「社会福祉法人 まんてん塩津」ともに敷地が広いという好条件があり、ゆったりできる空間づくりをされている事に参加者から羨望の声が上がりました。

最後になりましたが、「社会福祉法人 まんてん小谷」 「社会福祉法人 まんてん塩津」ともに理事長、はじめ施設の職員さんには暖かい歓迎と丁寧な説明と応対をして頂きました。本当に有難うございました。 
参加の皆さんには長い一日でしたが無事に終わり、お疲れ様でした。


                                 市老連 s(^。^)s 
場所:社会福祉法人 まんてん
日時:平成27年9月16日(水) AM8:00~PM6:00
参加者:16名

2015年9月8日火曜日

『口腔ケアと喫食支援 連続研修会』~第3日目~開催

9月7日(月)PM 2:00から、大阪市立社会福祉センター第1会議室にて
『口腔ケアと喫食支援 連続研修会』第3日目:取組み発表を開催いたしました。


第1日目・第2日目の講義・グループワークの学びをふまえ、自施設で取り組まれた口腔ケアや喫食支援の経過や結果を、お一人6分の持ち時間で発表していただきました。
金子先生のコメントには、今後のケアに対するいろいろなヒントがあったと思います。
取組む前の映像との比較も含め、参加者の方々の事例をそれぞれの施設のすべての利用者様に活かしていただけたらと思います。


参加者の方からは

「食べる口にするという大事なことができていなかったと痛感した。これからは本人視点という事を忘れずに大切にしていきたい」
「自施設の入居者様とかさねて勉強することができ、非常に参考になった」
「介助される立場、介助する立場の意識を改めて考えさせられました」


などのご意見をいただきました。

5月からの3ヶ月余りにわたった研修会、提出物などもあり
参加者の皆さん、お疲れ様でした。

金子先生、細やかなご指導ありがとうございました。

また、参加いただきました皆さんには、会場の後片付けをお手伝いいただき助かりました。
ほんとにありがとうございました。市老連(^^)! 


日時:平成27年9月7日(月) 午後2時~5時
会場:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
講師:京都まちづくり口元気塾 塾長 金子 みどり氏
参加:19名

災害時相互応援協定 第3回生野区実働訓練開催

 平成27年9月4日(金)特別養護老人ホームインパレスみのり苑にて、災害時相互応援協定 生野区『実働訓練』を開催いたしました。

7月に行われた『図上訓練』の想定を基に、今回はインパレスみのり苑を会場としてお借りし、実際の動く訓練を行いました。最初に講師の㈱イオタ 村上氏より訓練のポイントの説明がありました。

午前4時に近隣の火災によってグループホームが被害を受け、利用者様が被災したという想定から始まりました。インパレスみのり苑にグループ対策本部を設置し、グループ長により招致された各施設の担当者が集合、会議を行いました。会議では地図を使って被災した15名の利用者様の各施設への割り振りや支援物資の調達などを話し合いました。ここでは、「利用者様の性別や関係性を考慮しながら振り分けをした方が良い。」「一人を受け入れるより複数の方が利用者様が安心される。」「愛着のあるふだん着ている衣服を持ってきて欲しい。」などの意見が出ていました。

次の場面ではインパレスみのり苑が6名をの被災者を受け入れる施設としての動きを行いました。簡易ベットの配置はどうするのか?プライバシーを配慮し、意見を出し合いながら、レイアウトを考えていきました。
実際に被災者役の6名を迎え入れ、安全の確認や接待の仕方を行ってみました。

最後に今回の実働訓練を振り返り、課題について話し合いました。「被災した直後、被災者が施設に受け入れられるまでの時間をどうするのか?」「自施設は被災者を受け入れることはできない施設であるが、どういう形で支援ができるか考えていきたい。」
「今後も継続して続けていきたい。」などを発表してくださいました。

    
今回の実働訓練ではたくさんの課題がみえてきました。次回の振り返り検討会につなげていきたいと思います。インパレスみのり苑の藤田課長にはグループ対策本部のグループ長を引き受けてくださり、事前の打ち合わせにも参加して頂きました。本当にありがとうございました。
会場の準備をしていただいたみのり苑の皆様に感謝申し上げます。
また、たくさんの行政担当者に皆様もご参加くださいました。ありがとうございました。
市老連 v(^-^)v


場所:インパレスみのり苑
日時:平成27年9月4日(金) PM2:00~PM5:00
講師:株式会社 イオタ 村上 博氏
参加者:16名






平成27年度第1回防災研修会

9月3日(木)PM2:00より、大阪市立社会福祉センター第1会議室にて平成27年度第1回防災研修会を開催いたしました。昨年度に続き、今年度も鈴木正弘先生にインストラクターとしてご講義いただきました。

地震災害・火災・集中豪雨及び台風災害の3つの災害を想定し、グループワークを行いました。

災害発生時のそれぞれの状況による具体的な課題が出され、個人がポストイットに回答を記入していきます。次にそれらの意見をグループで話し合いまとめてもらい
グループの代表に発表していただきました。
鈴木先生からは発表に対するコメントと、それぞれの状況における重要なポイントを教えていただきました。

例えば火災のカテゴリーでは、火災が発生した時の初動の大切さや火災を拡大させないための防火扉を閉じることの重要性などを具体的に分かりやすく説明してくださいました。また施設における消防設備についても詳しく解説していただきました。

《参加者の声》
「いろいろなマニュアルに載らない情報がいただけた。」「カテゴリーに沿って再認識し、新たな発見、気付きがあった。」「防災に対する意識が高まった。」

今回の研修ではグループワークを通じて自分自身で考えるとともに他の人の意見を聞く事で、新たな気付きや学びがたくさんあったのではないでしょうか。
鈴木先生の専門的な解説で学んだ防災に対する知識や情報を自施設に持ち帰り、今後に活かして頂きたいと思います。

研修会終了後、参加者の皆さんが会場の後片付けを手伝ってくださいました。本当にありがとうございました。市老連 v(^-^)v

場所:大阪市立社会福祉センター 第1会議室
日時:平成27年9月3日(木) PM2:00~PM5:00
講師:一般社団法人 地域防災支援協会 理事 鈴木 正弘 氏
参加者:41名

2015年9月7日月曜日

第3回 看護師学習会

9月1日(火)P.M.2:00より大阪市社会福祉センター第1会議室にて
看護師学習会を開催いたしました。

第3回目の今回は、講師として特別養護老人ホーム白寿苑 
看護担当課長 山内恵美氏をお迎えし「栄養士との協働」と題して
ご講義いただきました。

特別養護老人ホーム白寿苑での映像を交えながら、
《多職種連携による食事ケア》について詳しく解説して
いただきました。

続いてグループワークで、《施設での食事支援について》の実際・理想
・計画を話し合い、各グループでの意見を発表してもらいました。


《参加者の声》
「食事の3つの意義についてなるほどと思いました。」

「食事の種類でなごみ食が参考になりました。」
 

「施設看護師として働く目標が見えてきました。医療的専門を発信できる一人でいたいです。」

「すごく勉強になりました。」

「食事は、介護職だけでなく、栄養士、言語聴覚士、理学療法士、歯科医等との関わりが必要で、特に看護師は栄養士と密接に連携をとっていく必要があると改めて感じました。」

などの声をいただきました。今回の学習会では、食事支援について他職種との連携の必要性の大切さを学びました。皆さんの、「今後よりよい取り組みを考えて実践していきたい。」という熱い思いが伝わってきました。これからの学習会もよろしくお願いします。市老連 s(^。^)s

日時:平成27年9月1日(火)午後2時~4時
場所:大阪市社会福祉センター  第1会議室
講師:特別養護老人センター 白寿苑 山内恵美氏
参加者:12名